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「女はなぜ土俵にあがれないのか」 [本]


最近は新書の創刊ブームなのかな?あまり見かけないシリーズをよく見かける。
この幻冬社新書も最近創刊されたばかりなので、ご祝儀に一冊買ってみた。

大相撲の土俵は女人禁制で女性の官房長官や女性の府知事が
千秋楽の表彰の時に土俵にあげろあげないで騒ぎになったのは
記憶に新しい。

著者は女性初の横綱審議委員に就任した人で、TVドラマの脚本の
本業を休業して東北大学の修士課程に入学して土俵の伝統
男女差別に関する論文をまとめたとのこと、その論文の要旨を
一般人にわかりやすくまとめたものが本書だそうだ。

土俵の女人禁制は伝統の維持というレベルの話で男女差別とは
別次元の話という立場の著者なので、近年のジェンダー論や
男女共同参画の行き過ぎた動きにかなり冷笑的な書き方がされて
いるのが目につくが、相撲に関する話はなかなかに面白く、
結界、聖域としての土俵の成立に関する概論はよくまとまって
いたと思う。また、土俵を聖域として女人禁制を守ろうとしている
角界に対してもその行動の矛盾点を指摘して警鐘を鳴らしている。
伝統を守りつつ妥協点がないか探ろうとしている著者の姿勢は評価したい。

「女はなぜ土俵にあがれないのか」 内館牧子 幻冬社新書 2006年11月初版


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